三軒茶屋
鈴しろ

三軒茶屋から少し離れた住宅街に2014年5月OPENした「鈴しろ」さん、こちらは学芸大学のおでんの名店「件」で”二番手”をやられていた渡邊大将-だいすけ-くんがオーナーの日本酒と和食のお店です。店内はカウンターのみ8席で、小さいながら各席はゆったりとして落ち着ける空間になっています。

お料理は和食をベースにして、ご本人曰く「居酒屋の直球メニューを突き詰めたい」という言葉通り、創作系や変化球ではなく、素朴でありながらど真中ストレートで質の高いお料理がいただけます。また、その内装やお皿や酒器、BGMのボサノヴァなど、すべての要素にオーナー大将くんの美的センスが散りばめられていて、「鈴しろ」ならではの雰囲気に浸れます。

お料理はアラカルトでも頼めるそうですが、「酒のあてコース」というのがあるので、これをお願いしました。やはり信頼のおけるお店では”おまかせ”が一番です、自分の想像を超えるお料理に出会えたりするので。


突き出し:磨き胡麻の自家製胡麻豆腐
いきなり出てきたのが、渾身の一品、いや逸品です。細かい部分は忘れてしまいましたが、磨き胡麻を水に浸して一晩寝かせるなど数々の工程を経て作られるので、胡麻本来の香りと味がして、今までに感じたことの無い食感の胡麻豆腐でした。糖分を足したような、あの変な甘みが一切なく、自然な胡麻の旨味が広がります。



東北泉(山形)雄町純米 辛口
1杯目でしたので…「THE辛口」という感じのお酒から入りました。「香り」というよりは「キレ」ですね、お料理に寄り添います。


野セリのおひたし
サッパリと…お出汁との相性が抜群。


豊後水道 関サバの酢〆
この〆サバも絶品でした。サバの鮮度もさることながら、酢での〆具合が絶妙なんです。個人的には酢がキツいタイプのが弱いのですが、こちらのはごくごく軽く酢で〆てあり、出す前にヒタヒタと追い酢をしてあるんだそう。ほとんど生サバの食感で、でも適度に酢で〆た風味を感じさせます。サバが新鮮でないと出来ないですね。


生 極上ミンクくじら刺身
鯨ってなかなか食す機会がないですよね…まるで肉です、生肉を食べているよう。ところで、写真では綺麗に出てないのですが、この器の「藍」の感じは、惚れ惚れするくらい美しかったです。


ぽてとサラダ
これぞ、居酒屋直球メニュー!


若波(福岡)純米吟醸 TYPE-FY2
ふくおか夢酵母No.2を使っているので「FY2」というのだそう。この”ふくおか夢酵母”は通常より多くのリンゴ酸を作り出す酵母で、”白麹”か”ワイン酵母”かという感じのモダンな酸を感じさせてくれます。度数は15%ですが、飲み口も非常にライトで甘ったるくないので飲みやすく、旨味もしっかりあります。人気が出そうな1本。


トウモロコシと枝豆の薩摩揚げ
夏の素材を練り込んで、揚げたてを熱々でいただきます。


七本槍(滋賀)純米 垂れ口直汲生原酒
こちらは新橋の朧酒店限定のスペックだそうです。七本槍というと燗に向きそうな”しっかりボディ”の濃いめのお酒が多いようなイメージでしたが、これは直汲みならではのフレッシュ感があり、ちょっとシュワシュワ、味のバランスがよくずっと飲み続けられそうなタイプでした。美味しい!


こだわりダシのおでん
おでんの名店「件」さんで修行されていただけあって、おでんは文句無しに美味しいです。この透き通った透明な優しい出汁が特徴ですよね、最後の一滴まで飲み干しちゃいます。それぞれの素材ごとに別々の出汁で炊くんだそうです、それ故の透明感でしょうか。


超王録(島根)


岩中豚の塩煮 じゃがいものすり流しがけ
メインの肉料理は塩味の角煮に”じゃがいものすり流し”をソースに見立てた一品。豚の塩煮は脂が落ちてサッパリとして、むしろじゃがいものソースがコクと滑らかな食感を演出していて面白い料理でした。


悦凱陣(香川)阿州山田錦
お肉にあわせて、王録からの凱陣!「阿州」とありますが阿波(徳島)山田錦で造られており、旨味たっぷりで肉料理にも負けません。


お新香(白瓜のぬか漬け、ゴボウの醤油漬け)



またまた三軒茶屋に名店現るという感じで、住人としては嬉しい限りです。
いずれのお料理も質が高くとても美味しかったですが、特に胡麻豆腐と〆サバには感動しました。まだ開店したばかりなので、今後の飛躍にもさらに期待が高まります。

ご馳走さまでした!

鈴しろ
03-3413-2570
東京都世田谷区三軒茶屋2-6-9

営業時間:18:00~1:00(L.O.24:00)
定休日 :月曜

三軒茶屋
鈴しろ

三軒茶屋から少し離れた住宅街に2014年5月OPENした「鈴しろ」さん、こちらは学芸大学のおでんの名店「件」で”二番手”をやられていた渡邊大将-だいすけ-くんがオーナーの日本酒と和食のお店です。店内はカウンターのみ8席で、小さいながら各席はゆったりとして落ち着ける空間になっています。

お料理は和食をベースにして、ご本人曰く「居酒屋の直球メニューを突き詰めたい」という言葉通り、創作系や変化球ではなく、素朴でありながらど真中ストレートで質の高いお料理がいただけます。また、その内装やお皿や酒器、BGMのボサノヴァなど、すべての要素にオーナー大将くんの美的センスが散りばめられていて、「鈴しろ」ならではの雰囲気に浸れます。

お料理はアラカルトでも頼めるそうですが、「酒のあてコース」というのがあるので、これをお願いしました。やはり信頼のおけるお店では”おまかせ”が一番です、自分の想像を超えるお料理に出会えたりするので。


突き出し:磨き胡麻の自家製胡麻豆腐
いきなり出てきたのが、渾身の一品、いや逸品です。細かい部分は忘れてしまいましたが、磨き胡麻を水に浸して一晩寝かせるなど数々の工程を経て作られるので、胡麻本来の香りと味がして、今までに感じたことの無い食感の胡麻豆腐でした。糖分を足したような、あの変な甘みが一切なく、自然な胡麻の旨味が広がります。



東北泉(山形)雄町純米 辛口
1杯目でしたので…「THE辛口」という感じのお酒から入りました。「香り」というよりは「キレ」ですね、お料理に寄り添います。


野セリのおひたし
サッパリと…お出汁との相性が抜群。


豊後水道 関サバの酢〆
この〆サバも絶品でした。サバの鮮度もさることながら、酢での〆具合が絶妙なんです。個人的には酢がキツいタイプのが弱いのですが、こちらのはごくごく軽く酢で〆てあり、出す前にヒタヒタと追い酢をしてあるんだそう。ほとんど生サバの食感で、でも適度に酢で〆た風味を感じさせます。サバが新鮮でないと出来ないですね。


生 極上ミンクくじら刺身
鯨ってなかなか食す機会がないですよね…まるで肉です、生肉を食べているよう。ところで、写真では綺麗に出てないのですが、この器の「藍」の感じは、惚れ惚れするくらい美しかったです。


ぽてとサラダ
これぞ、居酒屋直球メニュー!


若波(福岡)純米吟醸 TYPE-FY2
ふくおか夢酵母No.2を使っているので「FY2」というのだそう。この”ふくおか夢酵母”は通常より多くのリンゴ酸を作り出す酵母で、”白麹”か”ワイン酵母”かという感じのモダンな酸を感じさせてくれます。度数は15%ですが、飲み口も非常にライトで甘ったるくないので飲みやすく、旨味もしっかりあります。人気が出そうな1本。


トウモロコシと枝豆の薩摩揚げ
夏の素材を練り込んで、揚げたてを熱々でいただきます。


七本槍(滋賀)純米 垂れ口直汲生原酒
こちらは新橋の朧酒店限定のスペックだそうです。七本槍というと燗に向きそうな”しっかりボディ”の濃いめのお酒が多いようなイメージでしたが、これは直汲みならではのフレッシュ感があり、ちょっとシュワシュワ、味のバランスがよくずっと飲み続けられそうなタイプでした。美味しい!


こだわりダシのおでん
おでんの名店「件」さんで修行されていただけあって、おでんは文句無しに美味しいです。この透き通った透明な優しい出汁が特徴ですよね、最後の一滴まで飲み干しちゃいます。それぞれの素材ごとに別々の出汁で炊くんだそうです、それ故の透明感でしょうか。


超王録(島根)


岩中豚の塩煮 じゃがいものすり流しがけ
メインの肉料理は塩味の角煮に”じゃがいものすり流し”をソースに見立てた一品。豚の塩煮は脂が落ちてサッパリとして、むしろじゃがいものソースがコクと滑らかな食感を演出していて面白い料理でした。


悦凱陣(香川)阿州山田錦
お肉にあわせて、王録からの凱陣!「阿州」とありますが阿波(徳島)山田錦で造られており、旨味たっぷりで肉料理にも負けません。


お新香(白瓜のぬか漬け、ゴボウの醤油漬け)



またまた三軒茶屋に名店現るという感じで、住人としては嬉しい限りです。
いずれのお料理も質が高くとても美味しかったですが、特に胡麻豆腐と〆サバには感動しました。まだ開店したばかりなので、今後の飛躍にもさらに期待が高まります。

ご馳走さまでした!

鈴しろ
03-3413-2570
東京都世田谷区三軒茶屋2-6-9

営業時間:18:00~1:00(L.O.24:00)
定休日 :月曜

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