下高井戸
居酒屋 おふろ

そのユニークな店名と、雑誌にも度々登場するイケメン店長”相良さん”の存在で有名な、下高井戸の名店「居酒屋 おふろ」さんにうかがいました。こちらはワインと日本酒が豊富に揃っていて、お料理は「和洋折衷」と言ってしまうと伝わりづらいのですが、洋食をベースにしたメニューが多いように思いますが、和な感じのものもあり、どれもクオリティが高く美味しいです。

また、店内は照明が抑えめでとても素敵な雰囲気、カウンター10席ちょっと+テーブル5〜6卓という感じで、女性客が多くデートに最適な空間だと思います。果たしてこのお店を「居酒屋」と呼んでよいのだろうか?と悩みますが、店名として掲げているので、これを「居酒屋としての1つのスタイル」と考えてらっしゃるのでしょうか。

ただ、くたびれたサラリーマンが愚痴を言いながらホッピーを煽る、あの例の「居酒屋」とはまったく別物です。笑


さて、まずは1杯目の日本酒から…

風の森(奈良)アルファ
口開け、抜栓直後でシュワッシュワのアペリティフ日本酒。風の森の中でも特に軽い飲み口のアルファ。



お通しの生シラス


黒オリーブと玉子のポテトサラダ
「居酒屋の数だけポテトサラダがある」と思っているのですが、おふろさんのポテトサラダはディルが飾られていてお洒落な佇まい、ブラックオリーブやケイパーなどが効いていて洋風な味わい、色々な味がしますがバランスが取れていて上質、とても美味しいです。


昇龍蓬莱(神奈川)純米吟醸 槽場直詰無濾過生原酒
ここ数年で大ブレイクの大矢孝酒造さんの「昇龍蓬莱-しょうりゅうほうらい-(左)」と「残草蓬莱-ざるそうほうらい-(右)」。この日は昇龍蓬莱の低アルをいただきましたが、風の森とともに昨今の『無濾過生なのに低アルコール』という潮流の中心的存在の1つではないでしょうか?


長崎 真アジのカルパッチョ
こちらでは新鮮な真アジもお造りではなく、カルパッチョでいただきます。


新政(秋田)ラインナップ
(左から)新政 2014年度特別頒布会から「92%純米 なまざけ」「杉樽貯蔵酒 なまざけ」の2種、「亜麻猫 改 生酒」「亜麻猫 オーク樽貯蔵」「陽乃鳥 シダー樽貯蔵」と珍しいものが揃っています、さすが。

この日は、この中から「亜麻猫 改」と「亜麻猫 オーク樽貯蔵」の飲み比べをさせていただきました。

亜麻猫の「改」は、正直なところ若干酸味が強すぎるかな〜と思っていたのですが、相良さんが『ちょっとこれと合わせてみて』とイチゴを出してくれました。酸味に酸味をぶつける試みですね…ふむふむ…なるほど!イチゴのフレッシュな酸味の前にむしろ「改」の甘みが引き出されるという新鮮体験。まさに、これをマリアージュと言うのでしょうか。面白い。

このあと、「オーク樽貯蔵」とブリヤサヴァランというフレッシュチーズの組み合わせも試しました。本当に勉強になります。


無農薬リーフレタスとシラスのサラダ
フワッと盛られた葉もののサラダ、優しいドレッシングとシラスの塩気でさっぱりいただけて、日本酒にもとてもよく合います。


さて、次はどんなお酒にしましょうか?お薦めがドドーン。


弥山-みせん-(広島)純米吟醸
旨味とフルーティな香りがカツン!と来る力強いお酒です。抜栓して3週間ほど経つようですが、少しカタい印象…開けたてはもっと凄かったみたいです。これ、初めて飲みましたが旨いです。


福祝(千葉)中汲み純米
優しい口当たりで、ちょうど良い旨味と香り、バランスがいいです。こちらの蔵さんは四ツ谷の名店「鈴傳」さんとの繋がりが深いんだそうです。


エンドウ豆と地鶏のグラタン
おふろさんに来るとほぼ必ず頼むグラタンは、小振りなポーションで季節の素材が楽しめるのが嬉しいですね。この日はエンドウ豆をペースト状にして地鶏と焼き上げたグラタンでした。


相模灘(神奈川)特別本醸造
いわゆる辛口タイプのお酒、本醸造ですがアルコール臭はなく、吟醸香は穏やか、食中酒の代表格でグラタンにちょうど良いです。


浅漬けサラダ
いたってシンプルなメニューですが、これが大好物!ちょうどよく漬かった浅漬けがたっぷり盛られて、濃いめのお料理の合間にあっさりと箸休めに、アテとして最高なんです。


安芸虎(高知)純米酒
旨味が非常に強いウマウマな純米酒、甘すぎず、酸も強すぎず、香りも立ち過ぎない、とにかくバランス最高!飲み飽きしないタイプ、最近はこういうのが特に美味しく感じます。初めて飲んだお酒ですが、これも非常に美味しかったです。


茨城 総州古白鳥モモ肉と椎茸のソテー
皮はパリッと、肉はジューシーに、塩と胡椒だけでシンプルにソテーした逸品。ネギの甘みと椎茸の香りが鶏の旨味を引き立てています。徐々に濃いめのお酒に移行していく中で、バッチリのお料理でした。


菊鷹(愛知)山廃純米吟醸
「これ山廃?」という第一印象で、例のドスンと来る山廃っぽい酸味がキツくなく抑えられています。ただ口に含んだあとに鼻から抜けていく香りは非常に独特ですね、個性が光る一本だと思います。


閃(石川)純米吟醸 生原酒
最後の1杯。このお酒は渋谷のチンタラさんで飲んで「能登の酒」として印象に残っていますが、蔵元さんは27歳とお若いそうです。「石川門」というお米を使っていて、甘みも香りもしっかりで濃いめのインパクトあるお酒です。



今日も美味しいお酒とお料理をたくさん堪能しました。
店長の相良さんは、道を究めんとする探求者という感じで、来る度に色々なことを教わるというか、新鮮な体験を味わわせていただいております。感謝です。

ご馳走さまでした!

居酒屋 おふろ
03-5300-6007
東京都世田谷区赤堤4-45-10 安心堂ビル B1F

営業時間:[日~木] 17:00~1:00(L.O.0:00)
     [金・土] 17:00~3:00(L.O.2:00)
定休日 :火曜

下高井戸
居酒屋 おふろ

そのユニークな店名と、雑誌にも度々登場するイケメン店長”相良さん”の存在で有名な、下高井戸の名店「居酒屋 おふろ」さんにうかがいました。こちらはワインと日本酒が豊富に揃っていて、お料理は「和洋折衷」と言ってしまうと伝わりづらいのですが、洋食をベースにしたメニューが多いように思いますが、和な感じのものもあり、どれもクオリティが高く美味しいです。

また、店内は照明が抑えめでとても素敵な雰囲気、カウンター10席ちょっと+テーブル5〜6卓という感じで、女性客が多くデートに最適な空間だと思います。果たしてこのお店を「居酒屋」と呼んでよいのだろうか?と悩みますが、店名として掲げているので、これを「居酒屋としての1つのスタイル」と考えてらっしゃるのでしょうか。

ただ、くたびれたサラリーマンが愚痴を言いながらホッピーを煽る、あの例の「居酒屋」とはまったく別物です。笑


さて、まずは1杯目の日本酒から…

風の森(奈良)アルファ
口開け、抜栓直後でシュワッシュワのアペリティフ日本酒。風の森の中でも特に軽い飲み口のアルファ。



お通しの生シラス


黒オリーブと玉子のポテトサラダ
「居酒屋の数だけポテトサラダがある」と思っているのですが、おふろさんのポテトサラダはディルが飾られていてお洒落な佇まい、ブラックオリーブやケイパーなどが効いていて洋風な味わい、色々な味がしますがバランスが取れていて上質、とても美味しいです。


昇龍蓬莱(神奈川)純米吟醸 槽場直詰無濾過生原酒
ここ数年で大ブレイクの大矢孝酒造さんの「昇龍蓬莱-しょうりゅうほうらい-(左)」と「残草蓬莱-ざるそうほうらい-(右)」。この日は昇龍蓬莱の低アルをいただきましたが、風の森とともに昨今の『無濾過生なのに低アルコール』という潮流の中心的存在の1つではないでしょうか?


長崎 真アジのカルパッチョ
こちらでは新鮮な真アジもお造りではなく、カルパッチョでいただきます。


新政(秋田)ラインナップ
(左から)新政 2014年度特別頒布会から「92%純米 なまざけ」「杉樽貯蔵酒 なまざけ」の2種、「亜麻猫 改 生酒」「亜麻猫 オーク樽貯蔵」「陽乃鳥 シダー樽貯蔵」と珍しいものが揃っています、さすが。

この日は、この中から「亜麻猫 改」と「亜麻猫 オーク樽貯蔵」の飲み比べをさせていただきました。

亜麻猫の「改」は、正直なところ若干酸味が強すぎるかな〜と思っていたのですが、相良さんが『ちょっとこれと合わせてみて』とイチゴを出してくれました。酸味に酸味をぶつける試みですね…ふむふむ…なるほど!イチゴのフレッシュな酸味の前にむしろ「改」の甘みが引き出されるという新鮮体験。まさに、これをマリアージュと言うのでしょうか。面白い。

このあと、「オーク樽貯蔵」とブリヤサヴァランというフレッシュチーズの組み合わせも試しました。本当に勉強になります。


無農薬リーフレタスとシラスのサラダ
フワッと盛られた葉もののサラダ、優しいドレッシングとシラスの塩気でさっぱりいただけて、日本酒にもとてもよく合います。


さて、次はどんなお酒にしましょうか?お薦めがドドーン。


弥山-みせん-(広島)純米吟醸
旨味とフルーティな香りがカツン!と来る力強いお酒です。抜栓して3週間ほど経つようですが、少しカタい印象…開けたてはもっと凄かったみたいです。これ、初めて飲みましたが旨いです。


福祝(千葉)中汲み純米
優しい口当たりで、ちょうど良い旨味と香り、バランスがいいです。こちらの蔵さんは四ツ谷の名店「鈴傳」さんとの繋がりが深いんだそうです。


エンドウ豆と地鶏のグラタン
おふろさんに来るとほぼ必ず頼むグラタンは、小振りなポーションで季節の素材が楽しめるのが嬉しいですね。この日はエンドウ豆をペースト状にして地鶏と焼き上げたグラタンでした。


相模灘(神奈川)特別本醸造
いわゆる辛口タイプのお酒、本醸造ですがアルコール臭はなく、吟醸香は穏やか、食中酒の代表格でグラタンにちょうど良いです。


浅漬けサラダ
いたってシンプルなメニューですが、これが大好物!ちょうどよく漬かった浅漬けがたっぷり盛られて、濃いめのお料理の合間にあっさりと箸休めに、アテとして最高なんです。


安芸虎(高知)純米酒
旨味が非常に強いウマウマな純米酒、甘すぎず、酸も強すぎず、香りも立ち過ぎない、とにかくバランス最高!飲み飽きしないタイプ、最近はこういうのが特に美味しく感じます。初めて飲んだお酒ですが、これも非常に美味しかったです。


茨城 総州古白鳥モモ肉と椎茸のソテー
皮はパリッと、肉はジューシーに、塩と胡椒だけでシンプルにソテーした逸品。ネギの甘みと椎茸の香りが鶏の旨味を引き立てています。徐々に濃いめのお酒に移行していく中で、バッチリのお料理でした。


菊鷹(愛知)山廃純米吟醸
「これ山廃?」という第一印象で、例のドスンと来る山廃っぽい酸味がキツくなく抑えられています。ただ口に含んだあとに鼻から抜けていく香りは非常に独特ですね、個性が光る一本だと思います。


閃(石川)純米吟醸 生原酒
最後の1杯。このお酒は渋谷のチンタラさんで飲んで「能登の酒」として印象に残っていますが、蔵元さんは27歳とお若いそうです。「石川門」というお米を使っていて、甘みも香りもしっかりで濃いめのインパクトあるお酒です。



今日も美味しいお酒とお料理をたくさん堪能しました。
店長の相良さんは、道を究めんとする探求者という感じで、来る度に色々なことを教わるというか、新鮮な体験を味わわせていただいております。感謝です。

ご馳走さまでした!

居酒屋 おふろ
03-5300-6007
東京都世田谷区赤堤4-45-10 安心堂ビル B1F

営業時間:[日~木] 17:00~1:00(L.O.0:00)
     [金・土] 17:00~3:00(L.O.2:00)
定休日 :火曜

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