四谷三丁目
オール・ザット・ジャズ

今回は日本酒の聖地として知られる四谷三丁目・荒木町界隈でひときわ存在感のあるオール・ザット・ジャズさんに伺いました。こちらのオーナー生方さん(通称ジャズさん)曰く「極東一ゆるい日本酒バー」だそうですが、ホームページには「懐にやさしく日本酒を」と書かれています。店内はL字カウンターとテーブルが2つ、お店の名前からは想像もつかない「小料理屋風」の作りになっています。

ジャズさんは190cmくらいありそうな長身で、金髪に口髭と、面識がないとちょっと恐そうな風貌なのですが、じつは穏やかでとても優しい方なんですね。また日本酒に対する愛情をひしひしと感じます。日本酒のラインナップ自体は30〜40銘柄程だとは思うのですが、なにしろここでしか見ないような珍しい(マニアックな)銘柄に出会えます。

初めての訪問で、そんな独特な世界観に心奪われてしまうことでしょう。

さてさて、まずは1杯目。
山城屋(新潟)無濾過 瓶燗急冷 純米吟醸 生詰
ファーストタッチは穏やかな吟醸香と甘味が感じられますが、重すぎず適度なボリューム感が心地よいです。若干甘めですが酸味と旨味がバランスよく調和しています。



オール・ザット・ジャズのロゴが入った紙のランチョンマットが、箸置きや器などとともに「小料理屋っぽさ」を演出しているのかもしれません。


蛸のわさび醤油漬け
ありそうで無かった、蛸をわさび醤油で漬けるという発想。個人的に大好きな味の方向性、これはお酒が進みますね。


蜻蛉-とんぼ-(福岡)特別純米
ここ数年でグングン人気が上がっている福岡の「若波」さんの別銘柄で、蜻蛉と書いて「とんぼ」と読ませます。サラリとしてスッキリなのに抜群に旨味を感じるとても美味しいお酒です。そして香りも非常に穏やかなので、まさに「飲み疲れない」感じのお酒と言えると思います。ずーっと飲んでいられる感じ。この飲みやすさはどこから来るのだろう?と思ったら度数が14%なんですね、納得!


ポテトサラダ
ジャズさんのポテトサラダは割とスタンダードで、非常にさっぱりと優しい味のタイプです。蜻蛉の優しい味にも寄り添っていました。


寒北斗(福岡)純米辛口 shi-bi-en<シビエン>
こちらも福岡のお酒、最近日本酒において福岡という土地は大注目ですね。寒北斗から夏用にスッキリと飲みやすい辛口の純米酒として「shi-bi-en<シビエン>」が出ました。蜻蛉と同じく14%と低アルコールに仕上げられています。

ラベルには以下のように書かれていました…
『shi-bi-en』とは、古代天文学における天球上の一区で、天の北極を中心とした星座のこと。その天区に見立てたラベルには、北斗宮の紋、「七曜紋」を、星模様で配し、その中央に一際煌めく、「北極星」と、「北斗七星」を置く夏の夜空は、「寒北斗」夏の辛口をイメージしています。


最後は、鳴海-なるか-(千葉)の夏酒。
左:鳴海 純米吟醸 山田錦 生原酒
右:鳴海の風 特別純米 直詰め生
夏酒ということで瓶はとても清涼感があり、鳴海の中では軽快な方ではあると思いますが、それでも度数が17〜18%なのでボディはしっかりしたタイプです。「鳴海の風」は直詰めなので舌先にピリッとくる発酵由来の炭酸ガスを感じますが、左側の純米吟醸 山田錦はガス感をほとんど感じません。



今回はこのあとにも用事があったので、短い時間しか滞在できませんでしたが、独特な日本酒のラインナップに心奪われてしまいました。またゆっくりとお邪魔したいお店です。

ご馳走さまでした!

オール・ザット・ジャズ
03-5379-3663
東京都新宿区荒木町9-22 菅沼ビル 2F

営業時間:18:00~24:00(L.O.23:30)
定休日 :日・祝(不定休で土曜日休みあり)

四谷三丁目
オール・ザット・ジャズ

今回は日本酒の聖地として知られる四谷三丁目・荒木町界隈でひときわ存在感のあるオール・ザット・ジャズさんに伺いました。こちらのオーナー生方さん(通称ジャズさん)曰く「極東一ゆるい日本酒バー」だそうですが、ホームページには「懐にやさしく日本酒を」と書かれています。店内はL字カウンターとテーブルが2つ、お店の名前からは想像もつかない「小料理屋風」の作りになっています。

ジャズさんは190cmくらいありそうな長身で、金髪に口髭と、面識がないとちょっと恐そうな風貌なのですが、じつは穏やかでとても優しい方なんですね。また日本酒に対する愛情をひしひしと感じます。日本酒のラインナップ自体は30〜40銘柄程だとは思うのですが、なにしろここでしか見ないような珍しい(マニアックな)銘柄に出会えます。

初めての訪問で、そんな独特な世界観に心奪われてしまうことでしょう。

さてさて、まずは1杯目。
山城屋(新潟)無濾過 瓶燗急冷 純米吟醸 生詰
ファーストタッチは穏やかな吟醸香と甘味が感じられますが、重すぎず適度なボリューム感が心地よいです。若干甘めですが酸味と旨味がバランスよく調和しています。



オール・ザット・ジャズのロゴが入った紙のランチョンマットが、箸置きや器などとともに「小料理屋っぽさ」を演出しているのかもしれません。


蛸のわさび醤油漬け
ありそうで無かった、蛸をわさび醤油で漬けるという発想。個人的に大好きな味の方向性、これはお酒が進みますね。


蜻蛉-とんぼ-(福岡)特別純米
ここ数年でグングン人気が上がっている福岡の「若波」さんの別銘柄で、蜻蛉と書いて「とんぼ」と読ませます。サラリとしてスッキリなのに抜群に旨味を感じるとても美味しいお酒です。そして香りも非常に穏やかなので、まさに「飲み疲れない」感じのお酒と言えると思います。ずーっと飲んでいられる感じ。この飲みやすさはどこから来るのだろう?と思ったら度数が14%なんですね、納得!


ポテトサラダ
ジャズさんのポテトサラダは割とスタンダードで、非常にさっぱりと優しい味のタイプです。蜻蛉の優しい味にも寄り添っていました。


寒北斗(福岡)純米辛口 shi-bi-en<シビエン>
こちらも福岡のお酒、最近日本酒において福岡という土地は大注目ですね。寒北斗から夏用にスッキリと飲みやすい辛口の純米酒として「shi-bi-en<シビエン>」が出ました。蜻蛉と同じく14%と低アルコールに仕上げられています。

ラベルには以下のように書かれていました…
『shi-bi-en』とは、古代天文学における天球上の一区で、天の北極を中心とした星座のこと。その天区に見立てたラベルには、北斗宮の紋、「七曜紋」を、星模様で配し、その中央に一際煌めく、「北極星」と、「北斗七星」を置く夏の夜空は、「寒北斗」夏の辛口をイメージしています。


最後は、鳴海-なるか-(千葉)の夏酒。
左:鳴海 純米吟醸 山田錦 生原酒
右:鳴海の風 特別純米 直詰め生
夏酒ということで瓶はとても清涼感があり、鳴海の中では軽快な方ではあると思いますが、それでも度数が17〜18%なのでボディはしっかりしたタイプです。「鳴海の風」は直詰めなので舌先にピリッとくる発酵由来の炭酸ガスを感じますが、左側の純米吟醸 山田錦はガス感をほとんど感じません。



今回はこのあとにも用事があったので、短い時間しか滞在できませんでしたが、独特な日本酒のラインナップに心奪われてしまいました。またゆっくりとお邪魔したいお店です。

ご馳走さまでした!

オール・ザット・ジャズ
03-5379-3663
東京都新宿区荒木町9-22 菅沼ビル 2F

営業時間:18:00~24:00(L.O.23:30)
定休日 :日・祝(不定休で土曜日休みあり)

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